【初心者必見】黄金に愛される七つ道具を装備しよう！

◆「漫画　バビロン大富豪の教え」ってどんな本？

　この本の内容をざっくり説明すると、
「貧しい武器職人の子であるバンシルが、富と信頼を集めていく物語」です。

　この本は、1926年に小説として出版されました。
お金を増やす原理原則について学べる本として、多くの銀行員や資産家に読まれ、たちまちベストセラーになりました。
そして2019年に漫画化され、現在に至ります。

1　収入の1/10(十分の一)を貯金せよ

　ある日、バンシルを始め、町の人達はバビロン1の大富豪であるアルカドから宮殿に招かれます。
集まった人たちの共通点は１つ。
「資産を増やしたい、でも増やせない」こと。
そこでアルカドは人々に「収入の1/10を貯金せよ」と教えます。

あなたは、これに対してどんな感想を持ったでしょうか？

と思った人もいるでしょうし、

と思った人もいるかもしれません。

収入の1/10を貯金し続けるとどうなるのか？

　当たり前ですが、収入の1/10を何回か貯金しただけで大きな資産は作れません。
そのため、「収入の1/10を貯金し続けたらどうなるのか？」ということを考えます。
※実際、アルカドはバンシルに対してまずは半年間、収入の1/10を貯金し続けるよう伝えています。

　結論から言うと確実に資産が増えます。
では、どのくらい増えるのか、サラリーマンの生涯賃金から考えてみましょう。
　サラリーマンの稼げる金額は生涯で約2億円と言われています。
そのうち、1/10を貯金すれば2000万円貯まります。
そのため、あなたが収入の1/10を貯金し続ければ、老後2000万円問題は解決します！

　しかも、収入の1/10を貯金するために、特殊な能力は必要ありません。
定期預金の口座を作り、毎月自動で給与口座から1/10を貯金できる仕組みを作るだけです。
そういった意味で収入の1/10を貯金することは、「再現性高く資産を作る方法」と言えます！

ここまで読んだ多くの方が、こういった疑問を持ったことでしょう。
これに対してアルカドは、
「貯金だけでは充分ではない」と言っています。

2　欲望に優先順位をつけよ

　突然ですが、あなたはこんな経験ありませんか？

　数日後、、、

とある日。

　給料日前。

誰しも一度は経験したことがあるのではないでしょうか（笑）

普通にお金を使っているはずなのに、気づくとお金が足りない状況、、、

どうしたらこの状態から抜け出せるのでしょう？

アルカドは黄金に愛される2つ目の道具として「欲望に優先順位をつけよ」と説きます。
以下、引用します。

お金が足りなくなるのは宝石や装飾品など必ずしも必要ないものまで欲しがっているからだ。
だったら優先順位の低い欲望は切り捨ててしまえ。
生活水準はたいして変わらない。

「漫画　バビロン大富豪の教え」第二章より

　私たちは日々お金を使って生活しています。
いろいろなことにお金を使うがゆえに、何にお金を使ったか分からなくなりがちです。
そのため、知らず知らずのうちに私たちはお金を無駄遣いしていることがあります。

自分のお金の使い方を振り返り、不要な支払いは0にしてしまいましょう！
そして、浮いたお金を「本当にしたいこと」や「本当に必要なこと」にまわしましょう。
そうすることで、限られた予算で幸福を最大化しようとアルカドは言いたいのだと思います。

自分の欲望に優先順位をつけてみた！

　教えを実践してどうだったか、結論から言うと「やって良かった」の一言です。
まずは、日々の支出を洗い出して1つずつ見直していきました。

そして、「これって本当に幸せにつながる？」という基準で支出に優先順位をつけていきました。
その結果、、、

以上4点は幸せにつながらない、つまり優先順位の低い支出だと分かりました。

　そこで、現在の私は以上4点に気を付けて生活しています。
特に医療保険は見直しにより、月の支払額は半分以下になりました。
生活水準が落ちたという感覚もありません。
　生活水準そのまま、支出は減少！何も文句はありません。

3　貯めたお金を働かせよ

投資をすることで、資産がより速く増える可能性があります。

ところで、貯金と投資でお金が増えるスピードはどのくらい違うのでしょうか？

　日本では歴史的な低金利が続いており普通預金の金利は2024年現在、0.02%程度です。
普通預金に100万円預けた場合、年間で200円程度しか増えません。

　三菱東京UFJ信託銀行の調べによると、投資をした場合元本100万円に対して年3～5％程度の利益が期待できるとのことでした。
つまり、100万円を投資にまわした場合、年間で3から5万円程度増えることが期待できます。
資産運用の理想の利回りは？リスクとリターンを考えて投資先を選ぼう｜気になるお金のアレコレ〜老後の資産形成・相続に向けて〜三菱ＵＦＪ信託銀行 (mufg.jp)

投資をしない人の場合、「働くこと」でしかお金を増やせません。
たくさん働こうと思っても時間や体力には限界があります。

それに対して投資をする人の場合、「働くこと」＋「投資」の2種類の方法でお金を増やせます。
自分が働いている間も、遊んでる間も、寝ている間もお金は働き、資産を増やし続けてくれるのです！

よって、後者のほうが資産の増加スピードが速くなる可能性は高いといえます。
※もちろん、投資には元本割れリスクがあります。過度な期待は禁物です。

ここまで読んだ人の中には、

と投資に否定的な方もいると思います。
私の意見としては「少しずつやってみること」をお勧めします！

今ほど簡単に投資に参加できる時代はない！

　しかし、ここ10年くらいで誰でも簡単に投資できる環境が整いました。

この３つが特に大きいと思います。

　元本割れリスクがあるので、全員にお勧めはできません。
でも、無理のない範囲で少しずつやってみることをお勧めします！

4　危険や天敵からお金を堅守せよ

　ここまでは、「お金を貯める、増やす」ことに注目してきました。
しかし、アルカドは黄金に愛される4つ目の道具として「お金を守ること」の大切さを説いています。

　確かにいくらお金を稼いでも、そのお金を守れなければ資産は増えません。
ここまでは誰もが理解できることです。

ところで「危険や天敵」とは一体何をさすのでしょうか？

　確かに詐欺師のような犯罪者は間違いなく天敵です。

しかし、個人的には他にも危険や天敵がいると考えます。
それは、「見栄を張ること、他者の目を気にすること」です。

見栄を張ったり、他者の目を気にしたりするとお金が減る！

　見栄っ張りや他者の目を気にする人は、必要以上にお金を使ってしまう可能性が高くなります。

　あなたは結婚式を開く計画を立てているとします。
1つ目の例はどうでしょう？

　　自分の心の声に従ってお金を使っています。
　幸せなお金の使い方と言えます！

２つ目の例はどうでしょう？　

　大してやりたくもない、必要でもないことにお金を使っています。
お金が減るだけで、満足度も上がらないでしょう！

　このように、見栄を張ったり他者の目を気にするとお金を浪費してしまう可能性が高いです！
「見栄を張ること、他者の目を気にすること」は資産形成の天敵なのです！

5　より良き所に住め

　黄金に愛される5つ目の道具は「より良き所に住め」です。
家はお金を生み出しません。
むしろ、家賃などは人生の中で大きな支出になります。
それでも、アルカドは「より良き所に住め」と説きます。

何故でしょう？

何故なら、「家はあなたの仕事のパフォーマンスを上げ、幸福度を上げる可能性があるから」です。

最適な立地の家で暮らせたら人生は好転する！

　現在、あなたは通勤に1時間（往復で2時間）かかる家に住んでいるとします。
それが、通勤に30分（往復で1時間）しかかからない家に引っ越したらどうなるでしょうか？

良いことずくめですね！

　私自身のことで言えば、引っ越しと転職で1時間半の通勤時間が30分に減りました。
そのおかげで家族との時間が大幅に増えました！

このように、立地の良い家に住めば、あなたの心と体に良いことが起こるといえます！

最適な家で暮らせたら人生は好転する！

　今度は立地ではなく、家（建物）に注目してみましょう！
もしも、あなたの家にお気に入りの場所があったらどうでしょう？

これもまた、あなたの心身に良い影響がありそうですね！

あなたにとって最適な家に住もう！

　最適な家に住むことできれば、あなたは心身の健康を保てるでしょう。
心身の健康が保たれていれば仕事で良いパフォーマンスを発揮できます。
そうすれば、昇給、昇進できる可能性も高まります。

あなたにとって最適な家とはどんな家でしょう？

一度考えてみる価値がありそうですね！

6　今日から未来の生活に備えよ

　当たり前ですが、人間はいつか必ず衰え、働けなくなります。
言い換えれば、いつか必ず労働収入が０になる時が来ます。
これは誰にでも訪れる未来です。
だから、早いうちから「老後」に備えようということです。

もし、22歳から65歳まで44年間、毎月3万円貯金した場合どうなるのでしょう？

3万円×12か月×44年＝1584万円
かなり大きな資産を作ることができますね！

32歳から65歳まで34年間、毎月貯金した場合、65歳時点で1224万円となります。
42歳から65歳までの24年間、毎月貯金した場合、65歳時点で864万円となります。

若いうちに貯金の習慣を身につけてしまおう！

　確かに、30代や40代からでも貯金をすればそれなりに大きな資産を作ることができます。
しかし、私は「若い時は貯金0で良い」という考えには反対です。
何故なら、「習慣」という要素を無視しているからです。

20代の時に貯金習慣がなかった人が30代、40代になって突然貯金を始められるでしょうか？

　もちろんできる人もいると思います。
ただし、それは少数派だと思います。
残念ながら多くの人は好きなようにお金を使う習慣に流され、思ったように貯金できないでしょう。

　若い時から貯金することの本当の良さは、「たくさんお金が貯められる」ことだけではありません。「貯金する習慣が身につく」ことだと考えます。

だからこそ、アルカドも「明日、来年から」ではなくて「今日から未来の生活に備えよ」と説いているのだと考えます。

　今から貯金や節約を始め、貯金を習慣にしてしまいましょう！

7　自分こそを最大の資本とせよ

　ここまで読んできた皆さんは6つの知識を得ることができました。

それでは、ここまで読んできた全員が必ずお金持ちになれるのでしょうか？

残念ながらそうではありません。
それは、「行動した人」と「行動しなかった人」で結果が変わるからです。

　せっかく知識を得ても行動できない人はいます。
そういった人の気持ちも理解できます。

「行動しなければ損しない」というのはその通りですが、その代わり何も手に入れられません。
例えばふられることを怖がっていたら、意中の人と結ばれることはありません。
また、投資で損することを恐れていたら、損はしませんが大きなリターンも得られません。

　私は「自分自身を最大の資本とせよ」とは、
「知識を得て、行動する。そして経験をたくさん積んでいるうちに自分という人間の市場価値は自然と上がる。そうすれば、お金も自然と稼げるようになる。」
と解釈しています。

　もし、あなたがたくさん行動して経験を積めば、チャンスが巡って来るはずです。
また、チャンスだけでなく人との出会いなどもあるはずです。
そうすれば、あなたのスキルや人格はどんどん磨かれていきます。
お金を稼げないわけがありません！

◆この記事のまとめ！

　では、この記事のまとめです。

　今日紹介したのは、この漫画のほんの一部です。
黄金に愛される７つの道具を手に入れたバンシルは旅に出ることに、、、
続きはご自身で読んでみてくださいね。