皆さん、こんにちは!
今回は旗竿地で注文住宅を建てた私が、旗竿地ならではのデメリットへの対処法を教えます!
旗竿地って安いみたいだけど、それには裏があるわけでしょ!?
ネットで調べたりしても「旗竿地 やめとけ」とか出てくるし!
旗竿地って日当たり悪いとかネガティブなイメージあるよね!
でも、土地探しの段階で気を付けたり、間取りの工夫をすることで弱点を補えるよ!
個人的には「アリ」だと思ってる!
今回の記事を読んで旗竿地について詳しくなってね!
・旗竿地を買おうか迷っている人。
・旗竿地はアリなのか知りたい人。
・旗竿地に実際住んでいる人から話を聞きたい人。
◆旗竿地とは?
そういえば、旗竿地ってどんな土地だっけ?
そんなあなたのために、まずは基礎知識を確認しましょう。
旗竿地とは、道路に接する部分が細長い旗のような形の土地のことです。
図で示すとこんな感じになります。
ところで、旗竿地って何で評判悪いの?
次の見出しから、旗竿地のデメリットと対策法について紹介するね!
旗竿地に対するイメージはあまり良くない!
冒頭でも紹介しましたが旗竿地に対する世間のイメージはイマイチです。
実際、「旗竿地」で検索すると「恥ずかしい」「売れない」「やめとけ」っていう候補が出てきたよ。
具体的には、どんなデメリットがあるの?
旗竿地のデメリットとして良く挙げられるのは以下5点です。
1.日当たりが悪い。
2.奥まった所にあるので、防犯性に難がある。
3.近隣からの視線が気になる。
4.駐車が大変。
5.工事費が高くなる。
確かに、旗竿地には弱点やリスクがあります。
でも、リスクや弱点をきちんと把握していれば対策することはできます。
ここからは、旗竿地のデメリットに対して具体的にどう対処したのか教えるね!
1.旗竿地でもある程度の日当たりは確保できる!
「旗竿地=日当たり悪くて暗い」というイメージがあると思います。
確かに旗竿地が日当たりにおいて、不利になりやすいことは事実です。
上の写真のように四方を建物に囲まれていたら日当たりは望めません。
しかし、全ての旗竿地が四方を建物に囲まれているわけではありません。
例として、うちの周辺を見てみよう!
図に示した通り、我が家の東と南側は隣家と近く、日光が遮られやすいです。
そのため、午前から昼頃まで日光はほとんど入ってきません。
しかし、西側は墓地のため日光が遮られません。
そのため、午後は日光が1階にも入ってきます。
日当たりが悪い時間帯もあるけど、良い時間帯もあるって感じかな!
このように、旗竿地でも周囲の環境次第で、ある程度日当たりを確保することができます!
日当たり悪い問題への対策・・・契約前に必ず土地の周りを確認!
旗竿地は、周囲の状況によって日当たりが左右されます。
そのため、「土地の周りを確認すること」がとても大切です。
土地周辺の状況によっては、我が家のようにある程度日当たりを確保できる可能性があるからです。
もしも、あなたが旗竿地の購入を検討しているなら、実際に現地に行きましょう。
そして、土地とその周りを見るようにしてください。
こうすることで「明るい旗竿地」を入手できる可能性が上がります!
旗竿地だから、、、と言って食わず嫌いしないで!
意外と「アリ」な土地に出会えるかも!
土地の周辺を見るのが大事なのは分かったよ。
でもさ、土地を見に行った時に曇りや雨だったら日当たり確認できないよね!?
そんな時には「太陽の軌跡」っていうアプリがお勧め!
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2.防犯性に難があるへの対策・・・窓を厳選しよう!
旗竿地は、周囲を家に囲まれることが多いです。
すると、人の目につきにくい「死角」が多くできてしまいます。
旗竿地が防犯上不利だと言われるのは、これが原因です。
土地が安くても、犯罪に遭いやすくなるなら意味ないじゃん!
それはその通り!
でも、対策方法はあるよ!
それは、むやみに窓をつけないことだよ!
ところで、あなたは泥棒がどこから家に侵入するか知っていますか?
住まいる防犯110番 (npa.go.jp)の調査によると、泥棒は窓から侵入することが一番多いそうです。
そのため、人目につきにくい面にはなるべく窓をつけないようにしましょう!
あくまでも、無理のない範囲で窓の数を減らしてね!
南面の窓を少なく!
我が家は南側に隣家が建っています。
そのため、家の南面は日当たりも悪く、周囲から目立ちません。
窓をつける意味は全くありません。
そう考えた私たちは、1階の南面には窓を着けないようハウスメーカーにお願いしました。
おかげで1階の南面は壁だけ!
そこから泥棒が入るのは難しいと思う!
不要な窓をそもそもつけなければ、初期費用を抑えることにもなります。
防犯しながらコストカットが狙えますよ!
3.近隣からの視線が気になる・・・間取りの工夫でカバー!
旗竿地は隣家との距離が近くなりがちです。
近所の人からの視線が気になるな、、、
窓を開けた時、お隣さんと目が合ったりしたら嫌だな、、、
こんな不安を感じる人もいると思います。
それに関しては、間取りの工夫でカバーできるよ!
具体的には寝室やリビングを隣家から遠い場所に配置するのです。
我が家の2階の間取りを実例に見てみよう!
我が家の場合、西側には家が建っていません。
北側は家が建っていますが、公道があるため東側や南側よりは距離が取れています。
そのため、寝室をできるだけ西側や北側に固めています。
おかげで、思ったよりも隣家の視線は気になりません。
隣家から遠い場所に設置したおかげだと思います。
家族からも特に不満が出たことはないよ!
南面には階段、トイレ、ランドリー、浴室を設置しています。
どれも滞在時間が短い場所ですし、窓をつけていない部屋も多いです。
そのため、隣家と近い所にあっても特に問題になりません。
このように、間取りの工夫次第で旗竿地であっても近隣の視線を気にせず生活できるのです!
4.駐車が大変・・・前面道路と間口に注目!
旗竿地は間口(道路から土地への入り口)が狭くなる特徴があります。
間口って何?
土地への入り口と思えば良いよ!
図で示すとこんな感じ!
そこが狭かったら、駐車が大変そう!
車を停めたとしても、ドアが開かないんじゃ?
こんな不安を持つ方がいるのではないでしょうか?
そのリスクは間口と前面道路の広さを確保することで対策できるよ!
広さを確保するってさ、具体的にはどのくらい確保すれば良いのよ?
具体的には「間口3m以上、前面道路幅6m以上」だよ!
どうしてこう考えるのか説明するね!
間口3m以上が良いと考える訳
間口が3m以上あると何が良いの?
間口3m以上のメリットを下にまとめるね。
・普通車の出入りが問題なくできる。
・車のドアをフルオープンできる。
・停めてある車の脇を問題なく通り抜けられる。
論より証拠で写真を下に載せておくね!
上の写真は我が家の駐車スペースの写真です。
間口はちょうど3mあります。
車の幅(約1.7m)に対して、間口3mですから出入りする際に余裕があります。
車を左寄せにして駐車すれば、右側のドアはフルオープンしても大丈夫です。
そして、歩いて出かける時も車の脇を余裕で通り抜けられます。
ちなみに、自転車を押して道路に出る時も車の脇を通り抜けられるよ!
つまり、間口が3mあれば、様々なことに余裕をもって対応できると言えます。
前面道路幅6m以上が良いと考える訳
間口については、分かったよ!
前面道路幅が6m以上と主張しているのはどうして?
駐車が楽になることと、引っ越しで不利にならないからだよ!
駐車が楽ってのは具体的に何が楽なの?
駐車する時に車を切り返す時があるでしょ?
道路が広いと切り返しが楽ってこと!
それはそうだね!
ところで、くりたけさんの家の前の道路は広いの?
ちなみにうちの前面道路幅は5.5mなんだけど、切り返しする時にもうちょっと道路が広いと良いなと思うんだ。だから前面道路幅は6m以上をお勧めするよ!
それから、前面道路幅が狭いと引っ越し料金が上がる可能性あるよ!
どういうこと?
うちは、引っ越す時に中型トラック1台で荷物を運べたから良かったんだけど、、、
前面道路幅が狭いと小型トラック数台で運ぶ可能性があるよ。
人件費上がるから、引っ越し料金上がっちゃうのか!
その通り!
引っ越しや駐車の観点から言えば、前面道路は広い方が良いよ!
会話が少し長くなったので、まとめましょう!
・駐車する時に車を切り返すのが楽です。
・引っ越しの費用で不利になることがありません。
ねえ、ここまでの話って運転する人にしか影響ないじゃない?
うちは誰も車を運転しないの。
だから、間口の広さや前面道路幅なんてどうでも良いでしょ?
そう考えていると、工事費が割高になる可能性が高まるよ!
旗竿地を買うなら、間口3m以上、前面道路幅6m以上はクリアしておいてほしい!
では、次に進みましょう!
5.工事費が割高になる可能性がある・・・前面道路と間口の広さを確保!
旗竿地は、工事費が割高になる可能性があります。
※割高になってしまう理由は1つではないので、全てを紹介することはできません。
ここでは「前面道路と間口」が原因となり、工事費が割高になってしまうパターンを紹介します。
前面道路と間口のことってさっきも話題に出たよね?
工事費にも影響するの?
前面道路と間口は工事費に大きく影響するよ!
希望の建物ができなかったなんて悲劇も起こりうるから本当に気を付けてほしい!
家を建てる場合、クレーンやブルドーザーといった重機を使うことがほとんどです。
ここでクイズ!
重機はどこから敷地に入るでしょう?
前面道路から間口を通って敷地に入る!
正解!
じゃあ、前面道路や間口が狭くて重機が入れなかったとするよね。
その場合、重機がやるはずだった作業はどうなると思う?
やらない訳にはいかないからね、、、
もしかして手作業?
その通り!
この場合、人件費が余計にかかってしまうから予定より工事費が上がっちゃうんだ!
旗竿地買うなら、前面道路と間口の広さは超重要なのね!
前面道路と間口が狭いと、希望の家が建たなかったなんて悲劇も起きたりするよ!
その実例が見られる動画があるから、興味ある人は見てみて!
ここまで読んだ方は、「前面道路幅と間口が工事費に影響する可能性がある」と理解できたでしょう。
最後に、旗竿地で工事費が割高になるのを防ぐ具体的な方法を2つ紹介します。
・前面道路幅6m以上、間口3m以上の旗竿地を選ぶ。
→ちなみに我が家の場合、前面道路幅5.5m、間口3mでクレーンを使った工事ができました。
・土地の契約前にハウスメーカーに「重機が問題なく出入りできますか?」と確認する。
→土地の契約前に、プロに相談しましょう!
前面道路幅と間口は「住みやすさ」と「家の建てやすさ」の両方に影響するよ!
旗竿地を検討している人は、必ず前面道路幅と間口に注目してね!
今日のまとめ!
最後まで読んでくれてありがとう!
今日の記事についてまとめるね!
旗竿地は、様々なリスクを抱えています。
しかし、リスクに対応できれば、メリットである金額の安さ等が残ります。
今回の記事を参考にして、「アリ」な旗竿地を探してみてください!
今回の記事が注文住宅を建てる人にとって、少しでも役に立ったら嬉しいです。
それでは、次回の記事でお会いしましょう!
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